/ところが、ある時、全国合否判定模試で45点しか取れなかった子に、同じ問題文そのものを詳しく解説してから、再度、解答させてみて、この疑問が解消しました。
詳しくとは言っても、たかだか三十分ほど問題文を解説しただけで。その子はなんと80点近い点をただき出したのです。間違えたのは、漢字の読み書きを中心に、一部本当に難易度の高い設問だけでした。
信じられますか。
私は信じられず、この子は例外なのかもしれないと思い、その後、小4から小6まで学年がばらばらの子ども達に同じ実験をしてみました。なんと結果は同じで、全員が本番よりもはるかに高得点を稼ぎ出しました。最低でも1.5倍、最も高い子は2倍を超えるほどでした。
しかも、得点の伸び率は高学年になるほど大きかったのです。
これは、「説明文の読解には特訓が効く」という事を表していないでしょうか。

つづく