現代っ子は漢字に限らず「字を書くこと」に慣れていません。一歩進んで「書き順」を問題にしたりすると、もう滅茶苦茶と言っていいかもしれません(笑)。

先ずはカタカナの「シ」と「ツ」の書き順を見てみましょう。

「シは上から一画目の点、その下に二画目の点を打ち、その下から右上に三画目」となりますね。

「ツは左から一画目、その右に二画目の点を打ち、さらに右から左下に三画目」となります。

この順で書かないと、「シ」と「ツ」の違いを上手く書き分けることができません。原則は、「上から下へ」「左から右へ」「横から縦へ」と決まっています。

平仮名の書き順を間違える子は滅多にいませんが、書き順の決まりはちゃんとあって、カタカナの原則と同じく「上から下へ」「左から右へ」「横から縦へ」となります。

例えば、「ま」と「ほ」や「ね」と「わ」、「あ」と「お」など、形が似た文字で確かめてみて下さい。

さて、本題の漢字ですが、小学校で習う漢字は1006字あって、もちろん一字一字書き順が決まっています。

結論を先に言うと、漢字も正しい書き順で書かないと、まず「覚えにくく」、従って「間違いやすく」、その上、漢字のもつ意味が「分からない」という事になります。

日本語の総漢字数は、JIS漢字(第一水準から第四水準の漢字)を含んで174,975字と言われていますが、私がここで「正確に書き順を覚えなければいけない」と言っているのは、前述の小学校漢字の1006字だけです。

それも、最初の600字くらいを覚えると、先ほどの原則に従ってさえいれば、書き順を間違う事はまずなくなります。

毎日10字ずつ覚えれば、2か月もしないうちに書き順はマスターできます。なんと素晴らしい、なんと手近で楽ちんな課題でしょう!!!(笑)

しかも、もし書き順をマスターすれば、漢字の持つ意味にもアプローチし易いとしたらどうでしょうか。さすがに、もう笑いが止まらない「うまい話」かもしれませんね。

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次回は、いよいよ「漢字が出来ているパーツ(部品)」について調べてみましょう。

つづく

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