私の国語説明(論説)文「特訓」を受けて頂いている間、「家では何をさせたら良いのでしょうか?」という質問をよく頂きます。

私は、大抵の場合、「毎日30分かけて漢字の書き取りをやらせて下さい。それ以外は何も必要ありませんので、他の受験教科をやらせて下さい」とお願いします。

例えば、ペースがゆっくりのお子さんが、毎日30分で5字の漢字書き取りが出来た場合、1週間6日として計30字、1か月4週間として120字、9か月足らずで小学教育漢字の1046字を楽にクリアできます。

ペースが速いお子さんですと毎日30分で10字の漢字書き取りが出来たとして、1週間6日として計60字、1か月4週間として240字ですから、5か月かからずに小学教育漢字はクリアできることになります。

小学養育漢字をクリアした後は、私の方で用意した「短文作成教材」を毎日30分やって頂くということになります。

<本当にこれだけで、苦手だった国語を克服できるのか?>

「特訓」は受験前の一年12か月に集中的に行って、出来るだけ短時間で効率を上げることが絶対条件です。色々なことをのらりくらりとやっている暇はありません。

大門塾、つまり私の「特訓」では一対一のマンツーマンでやってこそ効率を上げられる事のみに集中し、ご家庭ではお子さんご自身が一人で取り組んでも、いえ、一人で取り組むからこそ効率が上がる事のみに絞ってやって頂くことが必須です。

それが、漢字練習、書き順と部首の会得なのです。

この他の事、例えば、物語や漫画を読んだりアニメを観たり、あるいは模範解答と詳しい解説のない模試問題をやってみる等の暇があったら、国語以外の教科に取り組み一問でも多くこなして合計点を上げるように努力せねばなりません。

この意味で、受験道のこの段階では、国語を克服することが目的ではなく、目的は志望校に合格する事なのです。だから、得点合計を合格ラインに1点でも近づけるのに最も効率的な勉強方法に徹する事が必要なのです。

大門塾の「特訓」はそのためにこそあるのです。

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これまで国語とはどういう教科なのか、現代っ子の国語力は、国語への苦手意識の克服法は、そして大門塾の「特訓」の考え方とは、とけっこう根を詰めて書いて来ましたが、次回からしばらく題材を決めないで、ぶっつけ本番、気楽に話題を選んでいきたいと思います。

つづく

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